15 「おはよう」ヒトシが部室という名の食堂に入ってくる。 「うん、おはよう」 薄いカーテン越しに透過する寝ぼけた朝の日差しを背に伊藤くんが挨拶を返す。 「朝の講義は無いの?」 「うん、俺今日は昼から経済学」 「へー、そうなんだ」 扉が開く。 「…
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