<頭のお時間>僕の脳力習慣トレーニング
今日は僕の頭のトレーニングメニューをご紹介します。
まずは速聴から。
これは高速音声を聴くことにより、脳の活性化を図るものです。よく引き合いに出されるのが、高速道路のインターチェンジ効果です。高速で運転した後に、普通の道を走ると驚くほど景色や周りの情報が見える現象のことです。
つまり、脳がフル回転している状態がしばらく続いているというわけです。たとえば、新しいパソコンに慣れた後で、昔のパソコンを使うと妙に遅くてイライラすることはないですか?
その処理にかかった分だけ、時間を損しているわけです。ネット環境を変えるともう前の速度に戻れないようなものですね。
これと同じことが頭の中で起こるというわけです。真偽のほどは分かりませんが、僕はもう半年くらいは続けています。速聴は論理的な思考能力を司る左脳だけでなく、感性を司る右脳にも効果があるそうです。
ここで大事なことは毎朝実践するということです。
毎日というと、何だか面倒くさそうですが、習慣化してしまえば、かえって毎日やらないと何か調子が出ません。
そもそも僕は怠け者です。動物占いでもコアラだったくらいですから(笑)
その僕が続けていられるのは、「楽」だからです。
ただ聴いているだけでいい。しかも毎日、歩きながらほんの数分聴くだけです。今では4倍速の音声が普通に聴きとれるようになりました。英語を含め、いろんな言語や教材にも応用がききます。
速読にも効果があるのは、心の音読スピードが上がるからでしょう。
確かに速聴を続けるようになって、いろんなことを思いつくようになりました。こうしてブログを書けるようになったのもその影響ではないかと思っています。
まっ、元々考えるのが好きな性格ではありますが、思考のテンポが速くなったのは気のせいでしょうか?
朝というのには理由があります。朝というのは正確に言うと、眠りから覚めた後のことです。ライフスタイルは人それぞれですから、中にはお昼に起きて、夜に出かける人もいるでしょう。つまり、一日の始まりのことを指します。
眠りから覚めた脳は疲労がもっとも少ない状態であると言えます。 (睡眠時間にも個人差がありますが、ここでは平均的な日常の話としてお読み下さい)
体を動かすのに準備体操がいるように、脳にもウォーミングアップは必要です。
それが速聴なのです。
さらにもう一つ僕が最近ハマっているのが、川島隆太教授の「脳を鍛える大人のドリル」なのです。
これは簡単な計算問題を解くことで脳の司令塔である「前頭前野」を鍛えるトレーニングです。この他にも、音読することで脳が活性化するそうです。
これは速聴でも同じです。
耳から入った音声が頭の回転を高めてくれるのです。もともとは書籍版として販売されていましたが、本というのはともすれば受け身的なものです。ついつい、怠けてしまうのは、みなさんも分厚い問題集などで経験したのではないでしょうか?
ところが、先月、話題の新型携帯ゲーム機、任天堂DSの専用ソフトとして「脳を鍛える大人のDSドリル」が発売されたのです。
そうです、まるでゲーム感覚でいろんな脳力テストが毎日出題されるのです。もちろんいずれも、一日数分間でできてしまう簡単なものです。
大事なことはやはり毎日ほんの少しずつでいいから、一日の始まりに脳の準備体操を行うということです。
頭が快適に働けば、一日にできる行動の範囲も広がると思いませんか?
パソコンでたとえれば、いくつものアプリケーションを開きながら、同時に処理を行うマルチタスクみたいなものです。
さて、僕はさきほど読書というのは受け身的なものだと言いましたが、本が好きな僕はいつもその事が気になっていました。しばらく本を読んでいると、ボーッとしてただ文字を追いかけているだけでさっぱり内容が頭に入ってこないことがあります。これでは何のために本を読んでいるのか分かりません。
そんな悩みを解決してくれたのが、『声に出して読みたい日本語』で一躍有名になった齋藤孝教授の三色ボールペン活用術です。これは、本に対して身構えて読もうというもので、大事だと思う文章には赤線を。まぁ、大事だと思う箇所に青線を。個人的に面白いなと思うところには緑線を引いて読むという方法です。
ここで大事なことは主観と客観を分けて読むということです。たったこれだけのことで、不思議なことに文章の内容がどんどん整理されていきます。
時には、ページの端に絵やコメントを入れると記憶はより確かなものになっていきます。キーワードや簡潔なまとめを書くだけでも後でページを見返した時に素早く検索できます。まるで本のしおりですね。
こうして自分だけの書き込みノートが増えるだけで脳の引き出しにアイデアのストックがどんどんたまり、自然と項目ごとにラベルがつけられることになります。
いつも不思議に思うのですが、ある一つのことに興味を持つと、全然違うところで何かのキーワードがふと浮かび上がることがよくあります。(勉強でも同じですね)そうすると知識はより確かなものになります。
それは多分、無意識にそのテーマのことを考えているからだと思うのですが、ネットサーフィン中のリンクやジャンプ機能に近いものだと考えると分かりやすいと思います。
何か他に詳しいページはないかな〜とトラックバックを追いかけるうちに欲しかった情報にたどりつくようなあの感覚です。
加藤昌治さんの『考具(こうぐ)』という本の中にカラーバスというのがあります。これは道を歩いている時に何か一つの色を浴びる(バス)と、一見無関係な情報が普段とは違う視点で集まるというものです。それは別に色でなくても構いません。
形状、位置、音、場所、手触り、匂い…何でもいいのです。大事なことは対象を限定してみるということです。たとえばネットには検索エンジンというものがありますよね?
何かのキーワードを入れるとそれに関連したサイトを拾い出してくれる便利な機能です。そうすることで、普段は思いもしないようなアイデアを目にするかもしれません。
勉強は大切だと思いますが、その前に大元の脳を鍛えれば成果も期待できるのではないでしょうか?
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